我が家には2人の息子がいますが、長男は自閉症+ADHDです。長男が中学を卒業し初めて気づいたことや、今まで周りに言えなかったことを自閉症を持つ母の観点からお話しします!
中学の卒業はもやもやからの解放
私の息子は今年の春、無事高校に入学しました☺️
息子は小学校低学年のころ高機能自閉症・ADHDと診断されました。保育園の頃からお友達とトラブルがあったり、先生にも行動について少し気になるというお話はありました。
保育園の先生の勧めで市の支援教室に週1で通い、小学生になってからは他校の言葉の教室・支援学級などこちらも週1ペースで通っていました。
これから少しずつ皆様にお話ししていく中で息子の困った行動や・私がそれに対してどう対処してきたを綴っていくのですが高校に入学するまでの15年間保育園から中学校まではほぼみんな一緒に過ごしてきたメンバー・保護者の顔ぶれも見慣れた方が多く、息子が発達障害を持っているという事も知っていると思う安心感がありました。
その反面、周りにはたくさん迷惑も掛けてきたので申し訳ない気持ちもありました。そんな気持ちはいつももやもやして私の中にいつもあり、中学校の卒業式の時『あぁ、一旦ここでみんなとサヨナラしてこの気持ちから解放される』と少しホッとしたんです。
“コミュ障”の息子に“友達”と呼べる人はいない
そんな息子には本当の“友達”と呼べる人はいないと思っていました。自分で“コミュ障”とよく言っていて、周りとの関りは難しかったようです。しかし「俺は友達いなくても学校は行くよ。別に苦痛じゃない」と言うのです。私そんな息子の友達事情を聞くのも辛かったのであえて触れないようにしてきた15年でした。
しかし、卒業式の少し前息子から「友達呼んで卒業式の後に家で卒パしたいんだけど」と言われへぇーと少しびっくり Σ(゚Д゚)
無事に卒業式を終えた日、最後にみんなで写真を撮ったり余談をしているとあるママさんに「春休みにそちらで卒パするって聞いたんだけど、何するか分からないからママ(私)のライン聞いてもいい?部活一緒だったのに登録してなかったみたいでごめんね」と言われたんです。
その時言われた“何をするか分からない”と言う些細な一言が、うちの息子が何をするか分からないからと言う意味に捉えてしまった私。あー。やっぱりそんな風に思われていたのかと勝手に思い込んでしまった私。そして思い返せば小学校も中学校も同じ顔ぶれで過ごしてきたのに、ママ友といえる人は1人もいない。そしてラインすら部活のグループに入ってるだけで誰からも教えて、と声をかけられる事も無かった…と初めて15年がひとりぼっちだったんだな。。と寂しく思ったのです😔
そして私は思ったのです。【この気持ちを残しておかなければ。。。】と。